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赤字プロジェクト
いよいよ上場準備段階に入った頃、僕はシステム事業部門の責任者の肩書のまま、ある巨大プロジェクトのPMとして参加していた。現在はあまり考えられる状況ではないと思うが、当時は平気でそのようなことが行われた。そのプロジェクトはコンピュータマシン... -
変貌
翌年、会社の規模拡張に伴い、湾岸エリアに事務所移転することになった。中央区に事務所を構えていたが、どんどん社員数が増えていた当時、新しい事務所は500㎡ほどの広さだったが、それでもいつまでもつかといった急成長を遂げていた。 僕はシステム事業... -
大きくして行こう
新しい会社の名前はポライトシステム。全員で社名の候補を考えたが、最終的には長門さんの案が採用された。6名でスタートした会社は設立して間もなく、古巣の会社から基幹システム再構築の仕事を受注した。やはり長門さんの力なくして現行システムの再構... -
自分たちの会社
その後、何度も外部の顧客から仕事を獲得でき、順調に経験を積み、実績を示すことが出来るチームになってきた。僕は相変わらず仕事が楽しくて、会社へ行くのが楽しくてしようがなかった。それは長門さんへのリスペクトと後輩たちのバックアップが信頼を固... -
走るぞ
「大事なデータを積んでいるので、安全運転で行く」と言いながら、十分飛ばしていると思うけど。。100mほど先の上りのカーブで暴走車がスピンして止まっていた。 「頼むぜ、邪魔するなよ」長門さんは、僕たちの方を向いて止まった黒いスポーツカーの横をゆ... -
移転作業
外部採用で僕らの情報子会社に、若いメンバーがたくさん入ってきた。僕より少し年齢の若いメンバーたちは他の会社でSEをしていたひとたちだ。彼らは早々に新しい環境に慣れ、仕事をやりやすくしてくれた。彼らは僕との関係性にも気を遣ってくれて、一緒に... -
転機となった出会い
その後、会計システムは全国を二分し2週に渡っての分散稼働で、大きなトラブルはなく、新しい会計システムは無事稼働した。稼働後、長門さんは情報システム部のメンバーたちと、しこたま飲んだ。本社のおじさんたちよりも、若い年齢層の僕たちの方がウマが... -
輝きを放つ人
長門さんはK大出身、長髪のナンパな男で、広島の田舎から出てきた僕にとって、東京弁をさらに軟弱に使う最初の印象は、かなり物足りなさを抱いたことを覚えている。田舎者の僕には、強烈な広島弁が言葉に大きな説得力を持たせるのだろう。 ただ彼は仕事が... -
会計プロジェクト
僕はその会計プロジェクトに参加することになった。その参加理由が商学部出身だからと言われたが、実は大学で実務簿記の単位を3回も落としていた。またしても興味のない領域で奮闘することになった。 僕のいた情報システム部の隣には、業務管理部という部... -
注目の人物
入社して3年目に入り、仕事もある程度こなせるようになったのだが、さらに目標が見えない日々に焦りを感じていた。 そんな頃、僕たちの所属する情報システム部が丸ごと子会社化するという噂が飛び込んできた。当時は情報システムを扱う戦略子会社の設立が...