2026年– date –
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不器用な男①
僕の兄ちゃんは、勉強ができるほうでもなく、とりわけ運動神経が良かったわけでもない。でもいつもニコニコして、明るくて、相手のいいところを見つけたら素直に褒める人だった。疑うことがない純粋な人だ。 僕は兄ちゃんのように素直な言葉が使えなかった... -
小学生、ヤキを入れる!
僕の幼なじみ、こうちゃんは4歳からの付き合いだ。僕の実家の200mほど下ったところに、こうちゃんの家がある。 こうちゃんのお父さんは、大きな造船会社の副社長で、見るからにかっこいい人だった。山本五十六の血を引く家柄だそうで、それで造船なのかど... -
かに三昧
「僕が東京から戻って、おふくろの面倒を見るよ」実家で兄ちゃんと2人で話した時に、僕から発した言葉だ。 母親は85歳を超えていたが、自分のことは自分で何でも出来たし、僕が帰省すると、いつも美味しいご馳走を作ってくれてさえした。 そんな母親に対し... -
今日と明日が出会う時
「もうすぐ時計は12時を回ろうとしている。。今日と明日が出会うとき....クロスオーバーイレブン」 学生時代に聞いていた23時すぎから始まるFMラジオ番組。好きだったなぁ。 日付がまたがるこの時間帯は、私の住んでいた田舎町では明かりがなくなり、暗闇...
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