2026年4月– date –
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安い感傷
倶知安を過ぎたころ車内には観光客がかなり含まれているが寝ている人が多いこんなにきれいな風景が続くのに僕には寝ているヒマなどない 正午すぎおなかがすいたせいもあるが疲れが出てきた 小樽を過ぎて列車はしばらく海岸線を走る寒そうな緑色の海だ遠く... -
函館上陸
午前3時50分実に快適でない朝だ30分ほども眠っただろうかだが家系のせいか食欲はあった いよいよ北海道だ 函館に着いてまず思ったのは実にホコリが多いアスファルトの道路もスパイクタイヤのせいか、ボロボロだ 6時22分発の電車に乗るまで時間があるので... -
青函連絡船
今は八戸の手前のあたりだろうか小椋佳の曲を聴いている「飛べない蝙蝠」という曲だせつないという言葉が脳裏をかすめた 鎌倉のことを思い出したのだ報国寺の竹やぶから空をあおぐボーイスカウトの少女の後ろ姿が目にうかんだ その風貌は春の光のように暖... -
日の暮れた情景
高村光太郎の妻である智恵子の故郷、二本松を過ぎた時歳は40代の初めのころだろうか彫の深い顔つきのおじさんが時間を尋ねてきた 少し話をしてみると福島へ出稼ぎに出かける途中だという外を見ながらおじさんは、「こんな景色は嫌いだ」と言ったさきほどの...
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